AvalueはRockchipの性能をフル活用 Kiosk、HMI、ファクトリーオートメーション向け次世代組込みPCを提供します
台湾台北― Avalue Technology Inc.（TAIEX: 3479-TW）は、組込み産業用途に特化したコンピューターメーカです。
この度AvalueはRockchipプロセッサーを搭載した組込みシステムを発表しました。組込み用コンピューターは現代のオートメーション化に不可欠な要素であり、Kiosk、自動販売機、制御キャビネットなどさまざまな用途で幅広く活用されています。高い信頼性、リアルタイム処理性能、コンパクトかつ省電力な設計を実現し、業務効率化に貢献します。
なぜRockchipを選ぶのか？3つのメリットで分かりやすく
Rockchipのシステムオンチップ（SoC）は、組込み分野において以下の3つの大きな特長を備えています：
・ 幅広いアプリケーションへの対応
Rockchip（例：RK3568、RK3588）は、リテール向けのセルフサービス端末から産業用パネルPCに至るまで、さまざまなアプリケーションに柔軟に対応可能。豊富なI/Oインターフェースに加え、LinuxやAndroidなどのOSにも適用可能です。
・ 低消費電力設計
CPU、GPU、マルチメディアエンジンをワンチップ化することで、ハードウェア構成を簡素化しつつ、消費電力を削減。24時間365日の稼働が求められる用途に最適です。
・ 優れたマルチメディア及び映像処理性能
4Kビデオデコード、デュアルディスプレイ出力、ISP（イメージシグナルプロセッサ）による高精度な映像処理機能を備え、豊富なビジュアルインターフェースやAIを活用した分析（例：スマートKioskでの顔認識）を実現可能です。
SID-10WR2：Kiosk端末とHMIに最適な選択肢
SID-10WR2は、Kiosk端末やHMI(ヒューマンマシンインターフェース)向けに設計された高性能かつコンパクトな組込み用パネルコンピューターです。
Rockchip RK3568チップを搭載し、クアッドコアのCortex-A55（2.0GHz）プロセッサーとMali-G52 GPUにより、スムースなグラフィックス処理を実現します。
加えて、2GB LPDDR4メモリと32GB eMMCストレージを内蔵し、インタラクティブなアプリケーションにおいても高速な応答性を確保。
HDMI 2.0出力とPCAPタッチ対応LCD（前面パネルはIP65防塵防水対応）を備え、デュアルディスプレイにも対応しており、顧客向けのインターフェースに理想的です。
さらに、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しており、柔軟なネットワーク接続が可能。
M.2 SSDの拡張スロットや、オプションのOOB（Out-of-Band）モジュールによって、データ信頼性とシステムの安定性が強化され、迅速な起動や障害からの復旧が求められる環境にも最適です。
応用事例：病院のセルフ受付端末
病院の受付端末としてSID-10WR2を使用することで、高速な起動と高感度なタッチ操作により患者の待ち時間を短縮し、堅牢な設計で24時間365日の運用にも対応します。
デュアルディスプレイ機能により、操作画面と同時に広報コンテンツを表示することができ、利用者へのインタラクションを高めると同時に、スタッフの負担も軽減します。
OFT-21WR2：ファクトリーオートメーションに最適な汎用プラットフォーム
OFT-21WR2は、Rockchip製プロセッサーの産業用途における柔軟な対応力を示す製品であり、RK3568プロセッサーを採用し、2GB LPDDR4メモリおよび32GB eMMCストレージを搭載することで、安定かつ信頼性の高い運用を実現します。
豊富なI/Oインターフェース（RS232 ×3、RS485 ×1、16ビットGPIO）を備え、各種産業用制御機器との容易な統合が可能。HDMIとLCDのデュアルディスプレイ出力にも対応し、柔軟な監視・表示構成を提供します。
また、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0による安定したネットワーク接続に加え、M.2およびmicroSDによるストレージ拡張にも対応。さらに2Wオーディオアンプを内蔵しており、音声通知やアラート機能にも対応可能です。
応用事例：スマートファクトリー/生産ラインの監視システム
OFT-21WR2は生産ラインの監視システムとして活躍。複数のシリアルポートを通じてPLCやセンサーと連携し、デュアルディスプレイにより、オペレーターはリアルタイムデータと操作インターフェースを同時に確認可能です。
ファンレスかつ堅牢な設計により、過酷な工業環境下でも安定した動作を維持し、保守コストとダウンタイムの削減に貢献します。
SIDシリーズは単体で使用可能なうえ、汎用性にも優れており、さまざまな用途に対応できます。
一方、OFTシリーズはオープンフレーム設計を採用しており、壁面や製品への組み込みに最適で、幅広い場面で活用いただけます。
組込みシステムにおけるスマートな選択肢
Rockchipは、その高い性能、柔軟な対応力、そして優れたコストパフォーマンスにより、リテール市場、産業用途、IoT分野における組込みシステムの理想的な選択肢となっています。
SID-10WR2やOFT-21WR2などの製品を組み合わせることで、企業は生産性の向上、コスト削減、そして将来的な拡張性の確保を実現可能です。
問い合わせ先
営業本部
Tel：03－5807－2321
Mail: info-ajp@avalue.co.jp
Web：http://www.avalue.co.jp/
Avalue Technology について
Avalue Technology（TAIEX: 3479-TW）は、プロフェッショナルな産業⽤コンピュータメーカであり、x86 および RISC アーキテクチャ製品の開発に特化しています。産業および組み込みマザーボード、産業コンピュータ、パネル PC、システムオンモジュール、POS 端末、タブレット、ソフトウェア、さまざまな IoT 対応製品などに対応しています。Avalue は PCB / 組⽴ / BIOS バージョン管理およびあらゆる種類のアフターサービスにおいて専⾨知識を提供して います。
ISO 9001:2015、ISO 13485:2016、ISO 14001:2015、ISO-45001: 2018 の認証を取得しており、顧客に対してすべての業務⾯で安心をお届けしています。台湾を拠点とし、上海、ニュージャージー、カリフォルニア、東京にオフィスを構えるグローバルな⼦会社網を運営しています。
